miyajukuのプログラミング教室では、ただプログラミングを学ぶだけではなくて、学んだことを自分のチカラとして発揮するために、夏休み期間に開催されるプログラミングコンクールの一つの、「全国小中学生プログラミング大会」への応募作品作りを、7月、8月の授業で行なっていきます。
第4回 全国小中学生プログラミング大会 応募期間9月2日(月)まで
まずは、どんな作品を作るのか、「アイデアの出し方、整理の仕方」です。
コンピュータは、あらかじめ人間が作ったプログラムに沿って処理をしたり、計算することは得意ですが、コンピュータ自身がアイデアを出すことはできません。スマホのアプリを使ったり、パソコンのソフトを使うにも、何処かの誰かが考えたアイデアによって作られたアプリやソフトを使っているに過ぎません。
当方のプログラミング教室では、せっかくプログラミングを勉強するのですから、生徒自らアイデアを創り出す経験を大切にします。具体的には、アイデアをどうやって考えるかだったり、考えたことをどうやってコンピュータで実現するかを整理する力を養っていくことです。言い換えれば、現代版の作文力とも言えるかもしれません。ただし、コンピュータは論理が少しでも崩れるとバグとして変な動作になってしまうので、論理の筋道が通っているかを、生徒自身の頭で考え、紙に描き、それをコンピュータで試してみることの反復で、少しづつ形にしていきます。「論理的思考力」のトレーニングにも繋がるといえます。
まずは例として、まず先生の書いたアイデアシートをみんなに見せて、各々の考えをいくつか出してみる宿題を与えました。皆それぞれしっかりと書いてきたのですが、写真を撮り忘れてしまったため、先生の見本を示します。
コツは、まずは細かいことは一切気にせず、作りたいアイデアをそのまま大枠で書いていくことです。細かい論理を気にしながらアイデアを考えるのは非常に難しいので、論理の整合性を合わせることは、後に回してしまうのです。
大筋のアイデアが決まったら、そのアイデアを構成している要素を探し出して、それぞれを細かく分解していきます。この分解した一つ一つがプログラムを作っていく対象になります。
そんなことを話しながら、生徒は各々の考えを手書きで書いてきて、コンピュータで作り始めました。
長くなってしまったので、続きはまた、その2で書くことにします。